株の注意点
株式投資を始めると、成長性・将来性のある会社を探すために身のまわりのことや、新聞をよく読むようになったりして、経済や社会のことに目が向くようになるもの。しかし、注意すべきは、株式投資にのめり込んで本業がおろそかになったり、ゲーム感覚におちいって、いつの間にか多額の資金をつぎ込んでしまったりする人も少なくない。
そうならないためには次のことに注意。
投資と貯蓄の分別
まずひとつは「お金の余裕」。 自分達の人生には、日常の生活に必要なお金のほか、住宅の購入、結婚や出産、子どもの進学など、まとまったお金が必要となるいろいろなイベントがある。そうしたものに必要なお金まで株式投資につぎ込んでしまう人がいて、万一大きく損をするようなことになったら、人生設計が狂ってしまうこともありえるし、また、人生には予想もしない事故や事件が起こつて、急にお金が必要になることも考えられる。そういうときのために、ある程度のお金を用意しておかないと、借金になんてことになる。。こうした緊急時用の貯蓄も、株式投資に回すのはいただけない。株式投資は、減っても困らないお金、いわゆる「余裕資金」でするのが鉄則。貯蓄がないのに株式投資を始めようとする人がいますがお勧めできない。まず、最低でも月収の2 カ月分程度の資金を貯め、さらに株式投資用の資金を貯めて株を買うようにするのが鉄則。
売買のタイミング
第2 に「時間」。 株で短い期間に利益を上げるには、「買い」と「売り」のタイミングが非常に重要。たとえば、ある株を買って1 カ月で利益を出そうとしたら、「買う」タイミングと「売る」タイミングはかなり絞られる。このタイミングをはずさないためには、頻繁に株価のチェックが必要になる。それでも、タイミングをはずす可能性は大きいといえる。なにより、精神的に負担がかかるし、ひんばんに株価をチェックすることで本業にも影響が出る恐れが。でももし、その会社が本当に将来性のある会社なら、株価は上下を繰り返しながらだんだんに上昇していくはず。だから、長い期間で見ると「売り」のタイミングは何度もあるはず。つまり「売り」のチャンスが増えることになる。こういうふうに、半年、1年、あるいはそれ以上の期間、売らずに持ち続けるのであれば、ひんばんに株価のチェックをしなくてもすむ。売買タイミングに翻弄されないためには、ある程度の期間のゆとりをもった株式投資を。
欲望に勝つ
第3 に「心に余裕を」。 株式投資は、メンタルな要素が関係してくる。株を買えばどうしてもその株価が気になるし、買ったあとに値下がりしたり、売ったあとに値上がりしたようなとき、「あのとき買っておけばよかった」「あのとき売っておけばよかった」と考えがち。でも、株価が下がったとき、「優待目当ての株だから別にかまわない」とか「今は株式市場全体が下がっているのだから当然だ」とか「どうも自分の見込み違いだったようだからここで売ろう」というふうに理性的に考えられる判断力や、売ったあとで株価が上がったとき、「あのとき売って、予想以上の利益が出たのだからよしとしよう」と欲に振り回されない冷静さが大切。この3つを忘れなければ、株式投資がより安全に行える。あとは、買ってみてはじめて「こういうことだったのか」とわかることがたくさんあるはず。
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