会社規模を見る
上場会社は3700社以上、規模はさまざま。規模を発行株数で見てみると、東証に上場条件は、発行株数が10万単位以上であること。
一方、ジャスダック、マザーズ、ヘラクレスの、いわゆる「新興三市場」の上場条件は、500~1000単位以上。したがって、新興三市場に上場している会社は、一般的に東証1部上場会社より規模が小さい。当然、東証上場会社と新興三市場上場会社とでは、利益の水準、経営の安定性も違う。
新興三市場についていえるのは、まず、会社が設立されてから日が浅いので、今後大きく成長することが期待できる一方、経営や財務の基盤が安定していないために破たんしてしまう可能性もあるということ。新興三市場の会社のなかには、東証1部上場会社には考えられないほど大きく成長するものも必ずあるが、ごく1部なので、新興三市場の銘柄は1部上場銘柄に比べて「ハイリスク・ハイリターン」。
業績についても、1部上場会社とは違う判断が必要。会社というものは、設立したときから黒字ということはあまりない。最初は赤字が何年か続き、その後、黒字に転換するというパターンが一般だから、設立間もない会社が赤字であっても、それは創業期の赤字であって売り上げや利益は伸びているという場合と、1部上場会社の赤字とでは意味が違う。
また、新興企業の場合、利益が出ていても、あえて株主に配当を行わないこともある。会社の成長が速いため、事業活動に必要な資金がどんどん増えるので、利益を事業資金に回すから。この場合、会社側が配当を出さない理由を株主にきちんと説明しているのなら大丈夫。このように、新興企業については、赤字や無配当が必ずしも悪い情報ではないこともある。
株式の売買についても、新興三市場の銘柄と東証の銘柄とでは異なる面があり。新興三市場の銘柄は、発行されている株数が少ないため、買い注文と売り注文がそろわず、売買が成立しないことがある。買いたいときに買えない、売りたいときに売れないという状況になるわけ。また、株数が少ないと、何かのきっかけが、いっせいに「買い」「売り」につながり、株価の変動が大きくなる。このような新興市場の銘柄と東証上場銘柄とは、いろいろ違ってくる。。銘柄選びの際には、その会社がどこに上場しているかも注意。
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