10介護支援専門員の基本姿勢
介護支援専門員の基本姿勢について,適切なものを2 つ選びなさい。
①Aさんは気難しいところがあり, なかなか, 介護支援専門員を受け入れてくれないため, まず友人のような関係を結ぶように努力している。
②Dさんは軽度の認知症(痴呆) があり, 自分の意思をなかなか表明できないため, 誤ったことを代弁してはいけないと思い, Dさんの意思を代弁することにはかかわらないことにしている。
③Sさんの居宅サービス計画を作成する際に, 自分が所属する事業所の近くにあるほかの事業者にも同じような内容のサービスがあったが, 自分が所属する事業所の情報だけを提供し, 利用してもらうことにした。
④サービス担当者会議でF さんの個人情報を利用しなければならないため, あらかじめ本人から文書による同意を得ておいた。
⑤居宅サービス計画を作成する際には,要介護者一人ひとりに合った内容のサービスを提供できるよう配慮し, 自分自身でも社会資源に関する情報を収集するようにしている。
解説
①適切でない。介護支援専門員は,利用者との公平な関係を保つために, 要介護者等と個人的な関係になることを避けなければならない。 援助関係を逸脱し, 友人関係のようになると客観的な判断ができなくなってしまう。
②適切でない。介護支援専門員は, 要介護者等の身近に存在する専門職として, 高齢者の主張や意思を的確に把握し, それを代弁することで要介護者等の人権を守っていかなければならない。
③適切でない。 介護支援専門員は, 中立性を保つため, 自分が所属する事業所のサービスだけでなく,利用が可能なサービスについてはほかの事業者のものであっても情報を提供し, 要介護者等が自分で決定できるようにしなければならない。●POINT●
④適切である。業務上知り得た要介護者等の個人情報を本人の了解なく, また問題解決のため以外に外部に漏らしてはならない。サービス担当者会議で要介護者等や家族の個人情報を用いる場合は, 個人情報を用いる本人の同意を文書で得ておかなければならない。
⑤適切である。提供するサービスは, 要介護者等一人ひとりに合ったものでなければならず, そのためには, 社会資源に関するさまざまな情報を常に収集しておくことが介護支援専門員には求められる。
正答④⑤
ポイント
介護支援分野
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